カテゴリー : 2013年 7月

インクルード

まずは、ワードプレスに倣ってファイルを各パーツごとに分割していきましょう!

使用するPHPの関数は

include_onceです。→PHPマニュアル

include_once 命令は、スクリプトの実行時に指定 したファイルを読み込み評価します。

今回行うのは、header部分をheader.phpに、footer部分をfooter.phpに分けていきます。

samplephp

header.phpを作成します。

first.phpからヘッダー情報からheaderタグ~navタグに相当する部分をコピーして header.phpに貼り付けます。

↑header.php

footer.phpを作成します。

first.phpからヘッダー情報からfooterタグ~</html>までをコピーして footer.phpに貼り付けます。

↑ footer.php

index.phpを作成します。

first.phpをコピーして、先ほどheader.phpやfooter.phpに貼り付けた部分を削除してください。または、<section>領域をひとつだけにしてく index(目次)として使用できるようリンクを作ってください(現状はfirst.phpへのリンク)。

↑ index.php

作成したindex.phpの一番上の行に

一番下の行に

を追加してください。

first.phpを修正します。

index.phpと同じように、ヘッダーに関する部分、フッタに関する部分を削除して、それぞれinclude_once関数におき変えてください。

これで、コンテンツ部分を修正や作成する場合はそれぞれの該当するファイルを、ヘッダーやフッタを修正加筆する場合(リンクの追加など)はその該当ファイルだけに行えばよいことになり、保守性がかなりあがります!
ワードプレスも仕組み的にこのようなことを行っています(仕組みとしてはもっと複雑になっていますが・・・)

変数その1

 

変数とは値を入れておく箱のようなものです。

変数には命名ルールがあります。

  • 変数は、ドル記号$から始める。
  • $の後に変数名を記述。
  • 変数名は、大文字と小文字を区別する。$var$Varは、別々の変数であると判断される。
  • 変数名の一文字目は、文字、もしくは、アンダースコア_でなければならない。
  • 変数名の二文字目以降目は、文字、数字、アンダースコア_を使える。

特に注意すべき点は二つ。

  • アンダースコア_以外の記号は使えない。
  • 変数名の一文字目に、数字は使えない。

変数には名前をつけるとき命名記法があります。
各プロジェクトでの命名規約に従いましょう。

  • キャメルケース記法 -- $userName
  • パスカル記法 -- $UserName
  • アンダースコア記法 -- $user_name

命名規約

プリフィックス

Prefix 意味
a Array(配列)
b BOOLまたはboolean型
by Byteまたはunsigned char型
c 個数(レコード数、文字数、など)
ch char型
Class 自分で作ったクラス
d 同一種類の変数の値の差
d double型
dw DWORD型,unsigned long型
e 配列の要素
f float型
g_ 大域(global)変数
h ハンドル
i 配列へのインデックス
in クラスのインスタンス変数
m_ メンバ変数(クラスや構造体における)
n int型
p ポインタ変数,*
pfn 関数へのポインタ変数
pin クラスのインスタンスを格納するポインタ
psz NULLで終わる文字列へのポインタ変数
pv voidポインタ変数
s 文字列
sh short型
sz NULLで終わる文字列
ush unsigned short型
w WORD型,unsigned int型

ベース型

ベース型 意味
b ブール型
by バイト
ch キャラクタ
d double
fon フォント
l long
n int
s short
scr 画面領域
str String, CStirng
u unsigned
ul unsigned long
w, y 座標値
wn ウィンドウ

限定子

Delete 削除
First 相対的な先頭(最初)
Image 画像
Insert 挿入
Last 配列の最終
LastはFirstと対極
最後の有効な要素
Lim 配列の上限
Lastと同様に、LimはFirstの対極
Lastと異なり、配列に含まれない上方向の限界
一般にLim = Last + 1
Max 絶対的な最終
Min 絶対的な先頭(最小)

変数 演習1

  • おはよう こんにちは さようなら を 変数を利用して表示させてください。
  • 私の年は○才です。 左の文字列を表示させてください。 ○の部分は変数を利用してください。
  • $a = ‘りんご’ $b =”みかん” の二つの変数の値を入れ替えてください。

変数 データ型

文字列型(String)

文字の型です。変数に代入するには、『’』や『”』で囲みます。

整数型(Integer)

その名のとおり、整数です。負の数も含みます。変数に代入する場合、『’』や『”』で囲む必要はありません。『’』や『”』で囲んでしまうと、文字列とみなされ、文字列型となります。
扱うことのできる数の範囲は、コンピュータのCPUによって変わってきます。PHPでは、整数型で扱うことができる範囲を越える場合、その値は浮動小数点型に自動的に変換されます。

浮動小数点型(Float)

浮動小数点型は、小数を扱う場合に使用します。整数型と同様、『’』や『”』で囲む必要はありません。

論理型(Boolean)

真(TRUE)あるいは、偽(FALSE)のどちらかの値だけを持つ型です。『’』や『”』で囲む必要はありません。

以上の文字列型(String)、整数型(Integer)、浮動小数点型(Float)、論理型(Boolean)は、1つの値だけを保持することができます。このような型はスカラー型と呼ばれることもあります。

配列型(Array)、オブジェクト型(Object)

配列型とオブジェクト型は、複数の値や処理の塊などを保持することができる型です。この2つの型については、後々、じっくりと説明したいと思います。この2つの型は、スカラー型に対し、複合型と呼ばれることがあります。
リソース型(Resource)PHPでは、データベースやファイルなど、外部のデータを扱うこともできます。そういった、データベースとの接続等の管理にリソース型は使用されます。ヌル型(Null)ヌル型は、何の型も定義されていない状態、つまり、変数に何も値が代入されていないことを意味します。

データ型を調べてみる。 var_dump()

データ型のキャスト

PHPは非常に寛大な解釈をしてくれる言語ですが、値の厳密な比較や演算を行う場合や小数点以下の数字を整数に変換するなどのケースでは「型キャスト」と呼ばれるしくみを利用して変数に対してデータ型を強制的に割り当てるようにすると、より確実な計算ができるようになります。

型キャストを行う場合は、変換したい変数の直前で「データ型」の形式で型指定を実施します。

概要
(bool),(boolean) TURE/FALSE型のキャスト
(double),(float),(real) 浮動小数点型へのキャスト
(int),(integer) 整数型へのキャスト
(string) 文字型列へのキャスト
(object) オブジェクト型へのキャスト

使用例

【文字列】シングルクォートとダブルクォート

上記サンプルファイルを実行してみてください。シングルクォートとダブルクォートの変数の展開を理解してください。

演算子 四則演算 代入演算子 加算演算子

算術演算子一覧

算術演算子 説明
+ 加算
- 減算
* 乗算
/ 除算
% 剰余

代入演算子と加算演算子

代入演算子 説明
+= 加算代入
-= 減算代入
*= 乗算代入
/= 除算代入
%= 剰余代入
.= 連結代入
++ 加算子(インクリメント) 1加算して代入する
減算子(デクリメント) 1減算して代入

四則演算子

注 上記の\nはエスケープシークゥエンスといいます。 \nで改行を行いますが、ブラウザ表示だと、スペースを入れるにとどまるはずです。<pre></pre>で、マークアップをすると改行をともなって表示されます。

代入演算子

加算子/減算子を使った計算

定数

定数とは、格納された値が何らかの計算によって変わるということのない、「不変の値」を持ちます。つまり、格納された値は常に同じ値を保持しています。

定数 演習1

先ほど定義した定数TAX と定数DISCOUNT を使用します。

  1. 定数TAXを使用した問題。
    1. 29980円の品物を買ったときの税込み金額を算出をしてください。
  2. 定数DISCOUNTを使用した問題
    1. 50000円の品物の30%引きの金額を算出してください。
  3. 両方使います。
    1. りんご一個 88円を4個  、 きゅうり 1本80円を4個 、イチゴ1パック398円 1パックを買いました。本日はサービスディーでお会計から30%引きとなります。 合計金額を算出してください。

参照渡し